健康診断・検診

健康診断・検診のイメージ写真

当クリニックでは、大阪市の費用補助が受けられる特定健診や肺がん検診、大腸がん検診、さらに企業の雇用時健康診断、定期健康診断等に対応しています。
検査の結果はご説明させていただき、再検査や精密検査、また治療が必要となった場合、さらに専門的な医療機関のご紹介など、しっかりとフォローも行っています。

高血圧症や脂質異常症、糖尿病などは初期には症状はありませんが、放置しておくと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気の原因となってしまいます。
早期に発見する方法としては健康診断が極めて有効です。
また多くのがんは、早期に発見し、早期に治療を開始すれば治る病気です。
ぜひ、1年に1回の健康診断を健康のため大切に活用してください。

当クリニックでは、各種健康診断は
予約制となっています。
まずはお電話にてお問い合わせください。

06-6575-9590

特定健康診査(特定健診)

特定検診は、生活習慣病に関し、血圧、血糖値、血中の脂質などを測定し、生活習慣病のリスクの有無を検査するものです。
「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、平成20年度より実施されるようになりました。
その際、着目されるのが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)です。
内臓脂肪からは様々な種類の悪玉の生理活性物質が多量に分泌されることがわかっています。
それにより高血圧や糖尿病などが生じます。
検査により、へその高さでの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合、内臓脂肪型肥満とされます。
この内臓脂肪型肥満に高血圧や脂質異常、高血圧などが合併した状態が「メタボリックシンドローム」です。
生活習慣病は、日本人の死亡原因の3分の2の要因になっていると言われており、早期発見・早期治療を行うことで、健康寿命を延ばすことにつながりますので、「特定健診」および検査結果に基づいて行われる「特定保健指導」を積極的に受けることをお勧めします。

40歳~74歳の方が特定健康診査の対象となります。
検査項目等、詳しくは大阪市の特定健診のサイトをご参照ください。
大阪市特定健診について

企業健診(雇入時健診・定期健診)

当クリニックでは、法律(労働安全衛生法)で定められた各種企業健診もお受けしています。
働く方の健康増進、また、健康的な働く環境のために、ぜひお役立てください。

雇入時健診

事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。

検査項目
  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

定期健診

事業者は年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。

検査項目
  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査、および喀痰検査
  • 血圧測定
  • 貧血検査
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GTの検査)
  • 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます。

予防接種

予防接種のイメージ写真

予防接種は、人間の体に備わる免疫システムを利用したワクチンを接種することで、ウイルスや細菌による感染症への罹患や、重症化を予防するものです。
また人に感染することで、社会に感染症が蔓延してしまうことの予防にもなります。

当クリニックでの予防接種は
予約制となっています。
まずはお電話にてお問い合わせください。

06-6575-9590

ワクチンの種類としては、生きたウイルスや細菌の毒性を最大限弱め、病原体をそのまま使用した「生ワクチン」、ウイルスや細菌を加熱処理、フェノール添加、ホルマリン処理、紫外線照射などで無害化した「不活化ワクチン」、細菌の毒素だけを取り出してホルマリン処理を行い、無毒化した「トキソイド」などがあります。

当クリニックでは各種定期接種を行っています。
定期接種とは、予防接種法で接種することが勧められているワクチンで、A類疾病とB類疾病に分けられます。
A類疾病は主に集団予防、重篤な疾患の予防に重点を置いたもので、国の積極的な勧奨があり、本人(もしくは保護者)に努力義務があるものです。
対象として以下のものがあります。

  • 結核
  • ジフテリア
  • 破傷風
  • 百日咳
  • ポリオ
  • 麻疹
  • 風疹
  • 日本脳炎
  • ヒブ(インフルエンザ菌b型)感染症
  • 小児の肺炎球菌感染症
  • 水痘
  • ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)
  • B型肝炎

またB類疾病は主に個人予防に重点を置き、国の積極的な勧奨もなく、本人(もしくは保護者)に努力義務はありません。対象としては季節性インフルエンザと高齢者の肺炎球菌感染症があります。

主なワクチンについて

新型コロナウイルスワクチン

2023年5月8日からGW明けから新型コロナウイルス感染が五類感染症に変わります。
決して感染力が下がるわけではありません。
引き続き、持病のある方は予防に勤めてください。

ワクチンの種類
オミクロン株対応ファイザー社製2価ワクチンを取り扱います。
接種日
月、火、木、金、土(AMのみ)
10時〜12時、15時〜17時
接種対象
2023年5月8日から
  • 初回接種(1・2回目)を完了していること
  • 前回接種から3か月以上を経過していること
  • 以下に該当する大阪市民の方
    1. 65才以上の高齢者
    2. 12才~64才の方のうち基礎疾患を有する方、その他新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高いと医師が認める方、医療機関または高齢者施設等の従事者

ご自身が接種対象かどうかは以下までお問い合わせください。

大阪市新型コロナワクチンコールセンター
0570-065670

当院での接種対象外の方:12才未満の方、12~64才の方うち上記に該当しない方

予約方法
WEB予約のみとなります。
コロナワクチンを選択してください。
接種当日に必要な物
忘れた場合は接種をお断りすることもあります。
  • 接種券一体型予診票(クーポン券)
  • 新型コロナワクチン予防接種済証
  • 本人確認書類(運転免許証など大阪市民と証明できるもの)

注意事項

  1. 接種当日体調の悪い方は接種できません(体温を測定しておいてください)
  2. 接種当日は予約時間までにお越しください
  3. 当日は腕に注射をしますので、注射を受けやすい服装でお越しください
  4. 接種後15分間は体調の変化がないかを院内で経過観察いたします
  5. 通常診察と並行して接種しますので待ち時間が発生することもあります

インフルエンザワクチン

インフルエンザは、風邪によく似た症状(咳やのどの痛み等)に加え、関節痛や筋肉痛などの全身症状が現れ38度以上の高熱を発症するなど、急激に症状が悪化するのが特徴です。
高齢の方や、呼吸器疾患、心疾患、糖尿病など持病のある方は、症状が悪化とされており、高齢の方の場合、肺炎を引き起こすことも少なくありません。
また乳幼児や小児のお子さまの場合、痙攣や中耳炎、まれに急性脳症など重篤な合併症引き起こしたりすることがありますので、予防接種により、インフルエンザによるリスクを少しでも軽減することをお勧めします。
インフルエンザの流行期間は毎年12~3月で、ワクチン接種から予防効果が現れるまでには約2週間かかると言われており、11月中旬までの接種が望ましいと考えられます。
また毎年、流行するインフルエンザの型は変化し、ワクチンもそれに合わせて変更されていますので、毎年接種することが予防には効果的です。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌という細菌は、元来、鼻やのどの奥によく存在している菌で、通常の免疫力があれば発症することはほとんどありません。
しかし高齢者の方の免疫力が低下しているため発症することが少なくなく、肺炎球菌は高齢者の肺炎の原因として最も頻度が高くなっています。
肺炎を発症すると、さらに体力低下や免疫力低下を招き、肺炎の重症化や、度重なる再発、さらに髄膜炎や敗血症、中耳炎などの合併症を招くこともあります。
肺炎は常に日本人の死因の上位に位置する疾患でもありますので、命を守るためにも、肺炎球菌ワクチンを接種は重要です。
また、インフルエンザに罹ると、免疫力が低下し、肺炎を併発しやすくなってしまいます。
高齢の方はインフルエンザの予防接種とも併せて受けておくことをお勧めします。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんは子宮頸部(入り口)にできるがんで、日本では20代後半から40歳前後の女性の発症が多く、年間約2,900人が子宮頸がんで亡くなっています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となることがほとんどで、主に性交渉で感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
大部分は感染しても自然に排除されますが、まれに持続的に感染し、5年から10年以上を経て一部ががんの発症につながると考えられています。
このヒトパピローマウイルスへの感染を予防するのが子宮頸がんワクチンで、小学校6年~高校1年相当の女子は公費で接種できます。
また公費接種がストップしていた平成9年度~17年度生まれ(平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれ/17歳~25歳)の女性にも、公費での接種(キャッチアップ接種)の機会を提供しています。

帯状疱疹ワクチン

50歳をすぎたら帯状疱疹の予防を
シングリックスの接種を希望される方が増えてますのでご紹介します。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは

帯状疱疹とは、水ぶくれを伴う赤い発疹、ぷつぷつが体の左右どちらかにだけ帯状に現れる皮膚疾患です。
ピリピリ・チクチクしたかゆみや強い痛みが3~4週間程度続きます。顔に帯状疱疹ができてしまった場合は目や耳にも影響を及ぼして結膜炎や激しい耳痛が生じることもあります。

帯状疱疹の原因と症状

帯状疱疹は、子供のころに多くの方が感染する「水ぼうそう」のウイルスが原因です。
水ぼうそうが治ってもウイルスだけは神経節内に隠れています。普段は何もしませんが、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が落ちたとき、神経に沿ってウイルスが活性化してしまい、帯状疱疹を発症します。
帯状疱疹は50代以降発症率が高くなり、80歳までには約3人に1人が発症するとされています。
帯状疱疹は症状が治まった後は、発疹や水ぶくれがあった部分はかさぶたのように治ります。50代以上で帯状疱疹を発症した方の2割は、皮膚の症状が完治しても3か月以上も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(Post-herpetic Neuralgia: PHN)」が残り、生活に大きな影響がでるため帯状疱疹は予防が重要です。
50歳以上の方で帯状疱疹が予防できるワクチン…それがシングリックスです!
ただし、予防接種により帯状疱疹の発症が完全に防がれるというわけではなく、予防接種をしていれば【症状や後遺症が軽くすむ】という報告があります。

シングリックス
  • 2ヶ月間隔で2回の接種が必要です。
  • 予防効果は、50歳以上の方で約97%、70歳以上の方で約90%とされています。
  • 「帯状疱疹後神経痛」の発症を減らす効果が期待できます。
  • 「不活化ワクチン」なので、接種から6日空ければ他のワクチンの接種はできます。
  • 免疫抑制をきたすような治療を行っている方でも接種が可能です。
  • 副反応には、注射部位の腫れ、かゆみ、痛みなどがあります。

あや内科クリニックでは、帯状疱疹ワクチン「シングリックス®」の接種を承っております。
接種費用:自費 1回あたり22,000円(税込)

つらい帯状疱疹の症状を防ぐため、接種を希望される方はお気軽にお問い合わせください。

06-6575-9590