このような症状はありませんか?
「咳がとまらない」「息が苦しい」「痰が出る」…、体に現れる症状には様々なものがあります。
こちらでは、症状ごとに疑われる病気についてご紹介します。
当クリニックでは日本呼吸器学会が認定した専門医である院長が診療します。
思い当たる症状があるという方は、「あや内科クリニック」までご相談ください。
咳が出る
咳はよくある症状であり、様々な病気が原因となります。
多くの咳は1、2週間以内に自然に治まります。
咳以外に目立った症状がなく、咳そのもので生活に支障がなければ2週間程度は様子をみてもよいです。
一方で、重大な病気が原因の咳もあります。
受診の目安
以下のような時は、危険な病気の可能性がありますので、すみやかな受診が必要です。
- 急に咳と胸の痛みが出現したとき
- 38度以上の発熱が丸3日以上続いているとき
- 咳だけでなく息苦しさが出現し、肩で息をしているようなとき
- 70歳代以上の人で、咳と38度以上の熱が出ているとき
- 血痰が出るとき
考えられる病気
- かぜ
- インフルエンザ
- 気管支炎
- 肺炎
- 胸膜炎
- 気胸
- 肺血栓塞栓症
- 咳喘息
- 気管支喘息
- アトピー咳嗽
- 肺がん
- 肺結核
- 非結核性抗酸菌症
- 肺気腫(COPD)
- 間質性肺炎
- 気管支拡張症
- 胃食道逆流症
- 後鼻漏
- 心不全
- 感染後咳嗽
- 薬剤性咳嗽
- 心因性咳嗽
など
胸が痛い
胸の痛みで多いのは、帯状疱疹や肋間神経痛といった神経の痛み、そして、胃炎や食道炎、胸膜炎といった心臓以外の痛みです。
心臓の痛みが出る病気は重症のものが多く、40代未満の方ではかなりまれです。
10〜30代では、気胸など肺の病気が背景にある可能性もあります。
受診の目安
- 高齢者である
- 息苦しさや息切れもある
- 冷や汗をかいている
- ピリピリした痛みで、水泡ができている
考えられる病気
- 肋間神経痛
- 帯状疱疹
- 逆流性食道炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 食道けいれん
- 逆流性食道炎
- 大動脈解離
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 気胸
- 肺塞栓症
- 肺炎
- 胸膜炎
- 心膜炎
- 肋骨骨折
- 乳腺症
- 肋軟骨炎
- 肋骨骨折
- 血栓性静脈炎
など
痰が出る
痰が出るのは、体内の細菌やほこりをからめて外に出すための正常な反応です。
あまりに痰がひどい場合には薬で対応します。痰をサラサラにして吐き出しやすくする薬や、痰の量を減らす薬があります。
当クリニックの呼吸器内科で検査や治療が受けられますが、ご高齢の方の場合には心不全など心臓が原因で痰が出ることがあるため注意が必要です。
ハウスダスト、かぜ、気管支炎、気管支喘息、肺炎などでは、細菌や炎症が原因で、粘液の量が増え、痰の量が増えます。
心不全などを原因として、肺水腫といって肺に水が貯まった状態になると、痰が出るようになります。
タバコを長年吸っている人も、常に痰が出るようになります。
受診の目安
- 息が苦しい
- 2週間以上続いている
- 高齢者である
- 食欲が落ちている
- 体重が減ってきた
- 痰に血が混じっている
考えられる病気
- かぜ
- 気管支炎
- 肺炎
- マイコプラズマ肺炎
- 百日咳
- 心不全
- 気管支喘息
- 結核
- 気管支拡張症
- 肺真菌症
- 肺がん
など
息苦しい
(急に息苦しくなった場合)
息切れを起こす病気の大半は、肺と心臓のどちらかが関係しています。
息切れは、肺炎や気管支喘息など肺における酸素の取り込みが不十分で息苦しくなる場合と、心不全など心臓から送り出す血液量が不十分で苦しくなる場合があります。
また過換気症候群やパニック障害では、肺や心臓に異常はないのですが、息苦しさを感じます。不安や心理的な状態が関係しています。
受診の目安
- 少し歩いたり、話したりするだけでも息切れする
- 熱がある
- 足がむくんでいる
考えられる病気
- 気管支炎
- 肺炎
- 気管支喘息
- 肺水腫
- 心不全
- 肺気腫(COPD)
- 肺がん
- 過換気症候群
など
息苦しい
(以前から息苦しい場合)
長引く息苦しさ、息切れの多くは肺や気管支の病気が原因です。その他、心臓の病気、貧血、脳や神経の病気でも息苦しさを感じることがあります。
受診の目安
- 1週間以上息苦しさが続く
考えられる病気
- 肺気腫(COPD)
- 間質性肺炎
- 気管支喘息
- 慢性心不全
- 狭心症
など
息苦しさが長引く人は呼吸器内科を受診してください。
当クリニックでは紹介状なしで診察や、初期段階の検査が可能です。
診察、検査の結果によっては、必要に応じて適切な専門病院をご紹介いたします。