予防接種

予防接種のイメージ写真

予防接種は、人間の体に備わる免疫システムを利用したワクチンを接種することで、ウイルスや細菌による感染症への罹患や、重症化を予防するものです。
また人に感染することで、社会に感染症が蔓延してしまうことの予防にもなります。

当クリニックでの予防接種は
予約制となっています。
予約方法
WEB予約…コロナワクチン、
シルガード9、インフルエンザワクチン
電話予約…上記以外すべて

06-6575-9590
電話対応は診療時間内のみ

主なワクチンについて

新型コロナウイルスワクチン

2023年5月8日から新型コロナウイルス感染が五類感染症に変わっております。
決して感染力が下がるわけではありません。
引き続き、持病のある方は予防に勤めてください。

新型コロナワクチンについては、感染した場合の入院や死亡等の重症化予防効果が認められています。
その効果が長く続くことが期待できますので、昨年の秋接種XBB用ワクチンの接種を行なっていない方や重症化リスクが高く不安な方などは、ご希望の方に限り接種いたします。

接種期間
2024年10月1日(火)〜2025年3月31日(月)
接種対象
過去にワクチンを接種したことがあり、3回目以降の方
定期接種
  • 65歳以上の方
  • 60〜64歳で心臓、腎臓、呼吸器障害で日常生活が極端に制限されている方
任意接種
  • 12歳以上の方
接種費用
  • 定期接種(3,000円)大阪市在住の方のみ
  • 任意接種(17,600円⇒15,400円)
ワクチンの種類
ファイザー社 オミクロン株JN.1系統対応の新型コロナワクチンを使用予定です。
接種時間
月、木…14:50~15:00
土…9:20~9:30
※上記時間のみの受付となります。
予約方法
WEB予約のみとなります。
何回目接種か、最終接種日を入力してください。
持ち物
  • 本人確認書類
  • 保険証(マイナ受付)
  • ご記入済みの予診票(ダウンロードして事前にご記入いただくとスムーズです)
    65歳以上の方
  •   12~64歳の方

注意事項(以下の方は接種を受けることができません)

  1. 当日37.5℃以上の発熱があるなど体調不良の方
  2. 本ワクチンの成分に対し重度の過敏症の既往症のある方
  3. 過去2週間以内に他のワクチンを接種した人(当院では同時接種を行なっておりません)
  4. 前回のコロナワクチン接種から3ヵ月経過していない方

インフルエンザワクチン →本年の接種は終了しました。

インフルエンザは、風邪によく似た症状(咳やのどの痛み等)に加え、関節痛や筋肉痛などの全身症状が現れ38度以上の高熱を発症するなど、急激に症状が悪化するのが特徴です。
高齢の方や、呼吸器疾患、心疾患、糖尿病など持病のある方は、症状が悪化とされており、高齢の方の場合、肺炎を引き起こすことも少なくありません。
また乳幼児や小児のお子さまの場合、痙攣や中耳炎、まれに急性脳症など重篤な合併症引き起こしたりすることがありますので、予防接種により、インフルエンザによるリスクを少しでも軽減することをお勧めします。
インフルエンザの流行期間は毎年12~3月で、ワクチン接種から予防効果が現れるまでには約2週間かかると言われており、11月中旬までの接種が望ましいと考えられます。
また毎年、流行するインフルエンザの型は変化し、ワクチンもそれに合わせて変更されていますので、毎年接種することが予防には効果的です。
※小児に対するフルミスト(スプレータイプ)は取り扱いしておりません。

接種期間
2024年10月1日(火)〜年末 →2024年の接種は終了しました。
料金
  • 65歳以上…1,500円(大阪市在住の場合助成あり)
  • 13歳以上…3,740円(税込)
  • 6ヶ月〜12歳…3,300円(税込)
接種回数と間隔
13歳以上…1回
6ヶ月〜12歳…2〜4週明けて2回
持ち物
  • 予防接種問診票
    6ヶ月~64歳の方(ダウンロードはこちら)
    大阪市在住の65歳以上の方(ダウンロードはこちら)
  • 母子手帳(お子さんのみ)
注意事項
  • 当院ではコロナワクチンと同時接種は不可です。
  • 予約方法はWEB予約のみです。電話予約はお取りできません。
  • 家族やご兄弟で接種される場合は1人1枠の予約を取ってください。
  • 領収書はインボイス対応しています。

肺炎球菌ワクチン

65歳以上の方は一生に一回一本で済む肺炎予防のワクチン接種を!

肺炎球菌という細菌は、元来、鼻やのどの奥によく存在している菌で、通常の免疫力があれば発症することはほとんどありません。しかし高齢者の方の免疫力が低下しているため発症すしやすく、肺炎球菌は高齢者の肺炎の原因として最も頻度が高くなっています。肺炎を発症すると、さらに体力低下や免疫力低下を招き、肺炎の重症化や、度重なる再発、さらに髄膜炎や敗血症など合併症を招くこともあります。
肺炎は常に日本人の死因の上位に位置する疾患でもありますので、命を守るためにも、肺炎球菌ワクチンを接種は重要です。

2024年に65歳以上成人用肺炎球菌ワクチンの推奨接種スケジュールが新しくなりました。

「肺炎球菌ワクチン」には3種類あります。

プレベナー20

2024年秋に新しく承認された、バクニュバンスと同じく肺炎球菌結合型ワクチンであり、原則としてニューモバックスNPのような追加接種を必要としません。長期に免疫が保持されるため、費用の面でも経済的です。当院では65歳になったらプレベナー20を接種することをお勧めしています。一生に一回一本のみの接種で生涯肺炎球菌による肺炎の予防や重症化予防が期待できます。とくにCOPDや喘息、間質性肺炎など、呼吸器疾患のあるかたには強くお勧めいたします。

ニューモバックスNP

初回のみ公費助成で接種できますが、5年で効果が切れてしまい、5年ごとに約8,000円(自費)で再接種が必要になります。初回公費接種については、70歳から100歳までの5歳きざみの年齢の方を対象としていましたが、これは国が予防接種法で定めた時限措置(期間が限られている措置)であり、令和5年度までとなっています。よって令和6年4月からは65歳のみに限定され、対象年齢以外の方は初回接種でも自費となります。
*ニューモバックスまたはプレベナー13を受けたことがあっても、65歳以降にプレベナー20又はバクニュバンス(15価)を接種するよう勧められています。

バクニュバンス

バクニュバンス キャリアタンパク質が結合した15種類の肺炎球菌莢膜ポリサッカライドを含む肺炎球菌結合型ワクチンであり、T細胞依存性の免疫応答を誘導するため、ニューモバックスNPより効果が持続すると考えられています。

米国CDCによる推奨接種方法

  1. これまでに肺炎球菌ワクチンを一度も受けたことがない場合、肺炎球菌ワクチン20価(プレベナー20)を一生に一度接種することで肺炎球菌予防は完了します。
  2. バクニュバンスを接種し、その後1年以上経ってからニューモバックスNPの追加接種をして完了します
  3. すでにニューモバックス23やその後のプレベナー13を受けたことがある場合、プレベナー20を1回接種することが望ましいとされています。

ワクチン接種を受ける人へのガイド

※料金は全て税込価格です
ワクチン名/製品名 費用
(1回の価格です。複数回接種が必要なものもあります)
肺炎球菌
プレベナー20
11,000円
肺炎球菌
ニューモバックス
8,800円
肺炎球菌
バクニュバンス
11,000円
※料金は変更される場合があります

シルガード9

子宮頸がんは子宮頸部(入り口)にできるがんで、日本では20代後半から40歳前後の女性の発症が多く、年間約2,900人が子宮頸がんで亡くなっています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となることがほとんどで、主に性交渉で感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
大部分は感染しても自然に排除されますが、まれに持続的に感染し、5年から10年以上を経て一部ががんの発症につながると考えられています。
このヒトパピローマウイルスへの感染を予防するのが子宮頸がんワクチンで、小学校6年~高校1年相当の女子は公費で接種できます。
また公費接種がストップしていた平成9年度~17年度生まれ(平成9年4月2日から平成18年4月1日生まれ/17歳~25歳)の女性にも、公費での接種(キャッチアップ接種)の機会を提供しています。
※HPVワクチンのキャッチアップ接種について、2025年3月末までに3回接種が完了しない人については、その後の最大1年間は公費接種の対象とすることを提案、了承されました。ワクチンの需給がひっ迫、10月に限定出荷が行われたことなどへの経過措置です。キャッチアップの対象は1997年度生まれから2007年度生まれまでの女子で、同時期に期限を迎える高校1年相当女子も経過措置の対象となります。
対象期間内に接種ができなければ、公費ではなく自費のお支払いになりますので、ご注意ください。

定期接種、キャッチアップの方は接種料は無料です。
所要時間は50分程度です(予診票記入→診察→注射→30分の経過観察)
シルガード9の方はWEB予約可能です。
他の種類(サーバリックス、ガーダシル)を希望される場合はお電話で予約してください。

27歳までの女性の方へ
女性として健康に出産できて、あたりまえのように長生きできる未来を生きて欲しいと願っています。接種することで、死に至る疾患である「がん」が防げる有益なワクチンがあります。
子宮頸がんは子宮頸部(入り口)にできるがんで、日本では20代後半から40歳前後と比較的若年女性での発症が多い疾患です。年間10,000人が子宮頸がんと診断され、年間約3,000人が子宮頸がんで亡くなっています 。
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となることがほとんどで、主に性交渉で感染し、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
大部分は感染しても自然に排除されますが、まれに持続的に感染し、5年から10年以上を経て一部ががんの発症につながると考えられています。
このヒトパピローマウイルスへの感染を予防するのがシルガード9などです。

シルガード9とは
4価(ガーダシル)に含まれているHPV6・11・16・18型に加え、HPV31・33・45・52・58型を含む、9種類のヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。
子宮頸がんの原因の約88.2%を防ぎ、2価・4価ワクチンに比べ、より幅広く感染を予防することが可能なワクチンです。
子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。
20歳を過ぎたら子宮頸がんの早期発見、早期治療のために定期的に子宮頸がんの検診を受けるようにしましょう。

シルガード9とは ※シルガード®9の接種とあわせて、20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。

・定期接種・・・小学校6年~高校1年相当の女子は公費で接種できます。
・キャッチアップ接種 ・・・公費接種がストップしていた平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ/17歳~27歳の女性にも、公費での接種(キャッチアップ接種)の機会を提供しています。
※2024年3月末までに初回接種をすれば、その後1年間無料で受けられるように期限が延長されました。
対象期間内に接種ができなければ、公費ではなく自費のお支払いになりますので、ご注意ください。

28歳~45歳の女性の方へ
28歳から45歳の男女へのHPVワクチンの接種も承認されています。45歳まで引き延ばされた理由は、やはりワクチンによるHPV関連癌の発病がこの年齢まで抑えられる可能性が高いことが臨床研究により明らかになってきたためです。
(院長自身も過去にサーバリックスによるHPVワクチンはすでに接種完了していましたが、より広域のHPVワクチンであるシルガード9が承認されたため、2024年にシルガード9を3回、改めて接種しています)

男性の方へ
HPV9価ワクチンは9歳~45歳、女性だけでなく男性にも推奨されています。
HPVワクチン接種は、陰茎がんや肛門がん等の予防にもなることから、多くの国(アメリカ、イギリス、オーストラリア等)では男性の方の接種も推奨されており、世界的には男性への接種も当たり前となっているのが現状です。
2020年12月、日本でもようやく厚生労働省がHPV4価ワクチン(ガーダシル)の適応に男性を追加する方針を発表しました。
そのため、当院では男性の方も接種可能です。ご自身とパートナーの健康を守るために、男性の方にも積極的に接種していただきたいと考えております。

男性のワクチン接種の目的は、主にこの2点です。
1.男性本人のHPV感染による病気の予防(コンジローマ、陰茎などの癌)
2.自分が感染源とならないことで、パートナーのHPV感染症のリスクを抑える
HPVワクチンを接種することは、ご自身とパートナーの健康を守ることに繋がります。
4価(ガーダシル):1回 16,500円税込(3回接種が必要)
9価(シルガード9):1回 33,000円税込(3回接種が必要)
※男性の9価(シルガード9)の場合は補償適応外になりますが、了承の上で接種は行えます。

予約方法、所要時間は?
50分程度です(予診票記入→診察→注射→30分の経過観察)
シルガード9の方はWEB予約です。
サーバリックス、ガーダシルを希望される場合は電話予約です。

シルガード9の接種スケジュールは?
1.初回接種が9歳~14歳の方
計2回の接種が必要です。
1回目から6-12ヶ月後に2回目を接種します。

2.15歳以上の女性の方、男性の方
計3回を接種する必要があります。
1回目から2カ月後に2回目、1回目から6ヶ月後に3回目を接種します。

<一般的な接種スケジュール>

シルガード9の接種スケジュールは?
※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5ヶ月以上あけます。5ヶ月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヶ月後と6ヶ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヶ月以上(※2)、3回目は2回目から3ヶ月以上(※3)あけます。

3.交差接種の場合
これまでに2価・4価ワクチンを1回または2回接種された方
原則として同じ種類のワクチンを接種することを推奨されておりますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更することも可能ですが3回接種となります。

シルガード9の料金は
1.定期接種、キャッチアップ接種の方
無料です(大阪市在住の方のみ)
2.大阪市外の方、28歳以上の女性、男性の方
大阪市では接種費用の助成がありませんので全額自己負担になります。
1回の接種に33,000円(税込)、3回で99,000円(税込)です。

副反応は?
もっとも多いのは注射部位の腫れ、赤み、痛みですが数日でほとんどは軽快します。
発熱や頭痛、不快感を生ずる場合もほとんどは数日で改善します。(出展:厚生労働省HP)

<HPVワクチン接種後の主な副反応>

発生頻度 2価ワクチン
(サーバリックス®)
4価ワクチン
(ガーダジル®)
9価ワクチン
(シルガード®9)
50%以上 疼痛*、発赤*、腫脹*、疲労 疼痛* 疼痛*
10~50%未満 掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など 紅斑*、腫脹* 腫脹*、紅斑*、頭痛
1~10%未満 じんましん、めまい、発熱など 頭痛、そう痒感*、発熱 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感*、発熱、疲労、内出血*など
1%未満 知覚異常*、感覚鈍麻、全身の脱力 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結*、出血*、不快感*、倦怠感など 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血*、血腫*、倦怠感、硬結*など
頻度不明 四肢痛、失神、リンパ節症など 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など 感覚鈍麻、失神、四肢痛など
* 接種した部位の症状

※サーバリックス®添付文書(第14版)、ガーダシル®添付文書(第2版)、シルガード®9添付文書(第1版)より改編

シルガード9の詳細はこちらからご確認下さい(厚生労働省HP)

あや内科クリニックでは、子宮頸がんワクチン「シルガード9®」の接種を承っております。
接種費用:自費の場合は1回あたり33,000円(税込)

接種を希望される方はお気軽にお問い合わせください。

06-6575-9590
電話対応は診療時間内のみ
予診票ダウンロードはこちら
※料金は全て税込価格です
ワクチン名/製品名 費用
(1回の価格です。複数回接種が必要なものもあります)
子宮頸がん(HPV)
シルガード9
33,000円
※料金は変更される場合があります

帯状疱疹ワクチン

50歳をすぎたら帯状疱疹の予防を
シングリックスの接種を希望される方が増えてますのでご紹介します。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは

帯状疱疹とは、水ぶくれを伴う赤い発疹、ぷつぷつが体の左右どちらかにだけ帯状に現れる皮膚疾患です。
ピリピリ・チクチクしたかゆみや強い痛みが3~4週間程度続きます。顔に帯状疱疹ができてしまった場合は目や耳にも影響を及ぼして結膜炎や激しい耳痛が生じることもあります。

帯状疱疹の原因と症状

帯状疱疹は、子供のころに多くの方が感染する「水ぼうそう」のウイルスが原因です。
水ぼうそうが治ってもウイルスだけは神経節内に隠れています。普段は何もしませんが、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が落ちたとき、神経に沿ってウイルスが活性化してしまい、帯状疱疹を発症します。
帯状疱疹は50代以降発症率が高くなり、80歳までには約3人に1人が発症するとされています。
帯状疱疹は症状が治まった後は、発疹や水ぶくれがあった部分はかさぶたのように治ります。50代以上で帯状疱疹を発症した方の2割は、皮膚の症状が完治しても3か月以上も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(Post-herpetic Neuralgia: PHN)」が残り、生活に大きな影響がでるため帯状疱疹は予防が重要です。
50歳以上の方で帯状疱疹が予防できるワクチン…それがシングリックスです!
ただし、予防接種により帯状疱疹の発症が完全に防がれるというわけではなく、予防接種をしていれば【症状や後遺症が軽くすむ】という報告があります。

シングリックス
  • 2ヶ月間隔で2回の接種が必要です。
  • 予防効果は、50歳以上の方で約97%、70歳以上の方で約90%とされています。
  • 「帯状疱疹後神経痛」の発症を減らす効果が期待できます。
  • 「不活化ワクチン」なので、接種から6日空ければ他のワクチンの接種はできます。
  • 免疫抑制をきたすような治療を行っている方でも接種が可能です。
  • 副反応には、注射部位の腫れ、かゆみ、痛みなどがあります。

あや内科クリニックでは、帯状疱疹ワクチン「シングリックス®」の接種を承っております。
接種費用:自費 1回あたり22,000円(税込)

つらい帯状疱疹の症状を防ぐため、接種を希望される方はお気軽にお問い合わせください。

06-6575-9590
電話対応は診療時間内のみ
予診票ダウンロードはこちら
※料金は全て税込価格です
ワクチン名をクリックすると予診票がダウンロードできます
ワクチン名/製品名 費用
(1回の価格です。複数回接種が必要なものもあります)
水痘・帯状疱疹ワクチン
ビゲン
7,920円
水痘・帯状疱疹ワクチン
シングリックス
22,000円
※料金は変更される場合があります

RSウイルスワクチン

RSウイルスとは

RSウイルスは咳やくしゃみ、飛沫などに触れることで広がる一般的な風邪のウイルスです。免疫の完成した成人では軽い風邪症状で済みますが、生後6か月未満の乳幼児や免疫力が低下している高齢者にとっては重症化のリスクが高く、しばしば死亡される方もおられます。インフルエンザなどと違って特効薬がなく、いままでは予防法もありませんでしたが、2024年にようやく待望されていたワクチンが2つ、利用可能になりました。それぞれの対象者や特徴についてわかりやすく解説します。

妊婦さん向けワクチン アブリスボ

アブリスボとは

妊婦に接種することで新生児にRSウイルスに対する免疫をつけることができる画期的なワクチンです。妊婦が妊娠中に1回ワクチンを接種することで、胎盤を通じて抗体が胎児に移行し、出生後の数か月間、赤ちゃんに免疫を与えることが期待されます。この母子免疫ワクチンによって、生まれてくるお子さんの発症や重症化を防ぐことが期待されています。

効果と利点

新生児期はRSウイルス感染に対して非常に弱いため致死率が高く、ワクチン接種によって重症化リスクや入院リスクを低減し新生児を守ることができます。
妊娠28週~36週までに接種します。

副反応

接種部位の痛み、発赤、腫れなどの軽度な反応が報告されています。

当院で接種が可能です
  • 接種対象:妊娠28週から36週の妊婦さん
  • 投与方法:0.5mlを1回、筋肉注射
  • 費用:33,000円(税込)
  • 持ち物:母子手帳
  • 予約方法:完全予約制です。お電話でご予約ください。

高齢者向けワクチン アレックスビー

アレックスビーとは

高齢者の肺炎入院原因はインフルエンザ、肺炎球菌、RSウイルスが各約3分の1ずつといわれています。インフルエンザと肺炎球菌にはワクチンや治療薬がありますが、RSウイルスには特効薬がなく、再感染しやすい特徴があります。日本では年間約6.3万人がRSウイルスで入院すると推定されています。米国では60歳以上の全成人に一生に一度のRSウイルスワクチン接種が推奨され、既に950万人が接種済みです。特に持病のある方、子どもと接触機会の多い方は「アレックスビー」の接種を検討し、肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)との同時接種が推奨されます。

効果と利点

RSウイルス感染の予防や重症化の防止、入院リスクの低減に「アレックスビー」は有効とされています。有効率(発病を抑える効果)は、60歳以上全体で82.6%、基礎疾患のある60歳以上では94.6%と非常に高い結果が報告されています。万が一発症しても、症状が出るリスクを約1/5に減らす効果が期待されています。

副反応

接種部位の痛み、発赤、頭痛、疲労、関節痛、筋肉痛などの軽度な反応が報告されています。

当院で接種が可能です
  • 接種対象:60歳以上の方、または50歳以上で慢性肺疾患などの持病がある方
  • 投与方法:0.5mlを1回、筋肉注射
  • 費用:27,500円(税込)
  • 予約方法:完全予約制です。お電話でご予約ください。

取り扱いワクチンの料金一覧(自費)

※料金は全て税込価格です
ワクチン名をクリックすると予診票がダウンロードできます
ワクチン名/製品名 費用(税込)
(1回の価格です。複数回接種が必要なものもあります)
麻しん・風しん混合(MR)
ワクチン
※現在は予約できません
ミールビック
11,000円
麻しん(はしか)
※現在は予約できません
麻疹
6,600円
風しん
風疹
6,600円
水痘・帯状疱疹ワクチン
ビゲン
7,920円
水痘・帯状疱疹ワクチン
シングリックス
22,000円
ムンプス(おたふくかぜ)
ワクチン
おたふくかぜ
7,920円
B型肝炎ワクチン
ヘプタバックス
11,000円
破傷風トキソイド
破傷風トキソイド
3,300円
日本脳炎ワクチン
ジェービックV
8,800円
子宮頸がん(HPV)
シルガード9
33,000円
肺炎球菌
プレベナー20
11,000円
肺炎球菌
ニューモバックス
8,800円
肺炎球菌
バクニュバンス
11,000円
RSウイルス
アレックスビー
27,500円
RSウイルス
アブリスボ
33,000円
※価格は変更される場合があります
インフルエンザと新型コロナウイルスは助成の有無等によって料金が変わります。詳しくは各項目内の料金をご確認ください。